基本書情報

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・予備校本 ・憲法 ・行政法 ・民法 ・会社法

予備校本

 行政書士試験のために作られたテキストのいいところは、試験に出そうなところを中心に書いてあるせいか、大体がコンパクトであること、それから多色刷りにして読みやすく工夫したり、イラストなどを交えながら分かりやすくしようと工夫していることであろう。改正にも対応がなされいるはず。逆に不安を覚えるのは、正確なのか(=間違ったことは書いてないか)、それだけで足りるのか、ということ。コンパクトなのはいいが、コンパクトすぎて初めての人が読んでも分けわかんねーだろなというものもあるし、いきなり用語が出てきたり、学者の書いた本をうつしただけ?というような本も見受けられる(気のせいかもしれないが)。
 
 時間がない人は、コンパクトであるというメリットを生かして、この手の本を使うのがいいかもしれない。で、どれか1冊を決めて繰り返し読むといいだろう。それで分かりにくいところとか足りないところがあったら、他の本を読んでみるか、学者の本を部分的に読んでみるといいだろう。以下、定評があるものや手に入りやすそうなものを掲げる。
 ただし、予備校本を読むとしても、将来実務に入ってからも、予備校本を使うわけにはいかなよな(予備校本が並んだ行政書士事務所って…)。だから、学者の本も読めるようにしておかないとね。飾っておくだけでも箔はつくしさ。
行政書士総合テキスト2007
日本経済新聞社 伊藤塾編

 ・行政書士試験の受験指導校が発行している、もっとも売れているといわれているテキスト。確かに書店に行っても平積みになっているところが多いな。
 ・2007年2月9日発行。
 ・定価2800円+税

2007年版出る順行政書士
東京リーガルマインド

 ・『基本事項がこれ1冊でわかる本』らしい。
 ・2007年版が、11月から発売されてた。2006年の本試験を分析してから出したのか!?とにかく、早っ!
 ・1890円(税込)

なにがなんでも合格!行政書士2007年度版
早稲田経営出版
早稲田セミナー編(憲法は、成川豊彦(広告で有名なあの方。相撲が強いらしい)著)。

 ・『短期合格必携書』。
 ・過去問集なども発行してしている。
 ・「憲法」、「民法・基礎法学」、「行政法・地方自治法」、「商法」「一般知識」の5冊。2007年から商法が別立てになった。
 ・ここは、司法試験や司法書士など各種の法律系の資格試験対策をやっているから、スタッフは揃っているであろう。したがって、一定程度の内容は担保されているはず。
 ・5分冊をどう考えるか。メリット=内容豊富、分かりやすく書ける。デメリット=消化できないおそれ、値段が高い。
 ・2007年1月31日刊行。
 ・憲法 2310円(税込)
 ・民法・基礎法学 3360円(税込)
 ・行政法・地方自治法 3150円(税込)
 ・商法 2625円(税込)
 ・一般知識 1890円(税込)

2007年度版うかるぞ行政書士
週刊住宅新聞社
  浜野 秀雄・行政書士制度研究会

 ・過去問集や予想問題集をシリーズにラインアップし、同じシリーズで勉強できるようになっている。
 ・2色刷りでみやすい。
 ・ボリュームは少なめだが、わかりやすい箇所がけっこうあるな。

2007年版 新・行政書士合格パスポート
東京法経学院
  東京法経学院出版 編集部

 ・3分冊。  ・「原則として1講を4頁、3ステージで構成しています。」
 ・追録をくれるらしい。
 ・相当コンパクト。一度詳しく勉強した人がさっと見返すのにいいと思う。

平成19年度版 行政書士 一発合格シリーズ 基本テキスト
TAC出版
  TAC行政書士講座 編

・大手予備校が出しているテキスト。一定の安心感はあるね。
 ・この本もコンパクトなので、サイトに書いてあるとおり、「一通りの学習はしたが、試験合格に必要な知識のブラッシュアップや絞り込みに使いたいという方に」こそ「最適なテキスト」かもしれない。

2007年版らくらく行政書士講義そのまんま
週刊住宅新聞社
  芳賀啓寿・佐藤史子 編著

・「現役予備校講師が自分の講義ノートをベースに、生の講義を本で再現」しているそうだが、一体どこの予備校なんだろう?

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学者が書いた本…予備校本も悪くはないが…
正確な知識、本格的な法的思考力を身につけるなら。時間はかかるがな。

憲法

平成18年度本試験で主にきかれたのは、条文・判例。ということは、条文を何度も読み、下に掲げる基本書で、判例を紹介している部分を何度も読むことが重要だ(もちろんその前提となる知識は基本書の本文で押さえること。判例の位置づけがよく分かる。どんな問題点(論点)に答えている判例なのかを押さえることが非常に重要。)。判例は、余力があれば、長めの判例集を読んでもいいだろう。

 
※条文は、可能なら暗記すべし。たかが99条ぐらい1週間もあれば覚えられる。気合だ。それで確実に何点かとれるのだから、考えようによってはコストパフォーマンスがいい!ただし、試験1週間前ぐらいから覚え始めること。早くやって本試験の日に忘れてしまっていては…、な。

憲法講話
 宮沢俊義著
岩波書店

・岩波新書の中の一冊で、そんなに時間がかからずに読める。
・しかし、憲法の本当に基礎的なことが書いてあるし、憲法がよって立つ価値観がわかる。
・つまり、憲法は何を守ろうとしているのか、それは何故なのかがよく分かる。
・憲法の本はあまたあるが、こういうことを丁寧に書いてある本はなかなかない。しかし、この本に書いてあることを頭に入れて読むとどんな憲法の本であれ、スムーズに読めるだろうと思う。
・ビートルズが来日した年の翌年に書かれた本だが、いまだに光る本だと思う。
・つまり、超オススメ。(店が許すなら)立ち読みでもいいから読むべき。
・定価780円+税

憲法第4版
 芦部信喜著/高橋和之補訂
岩波書店

・司法試験の受験生をはじめ、本格的に憲法を学習する者なら必ず一度はひもとく本。高度な内容ながらやさしく書かれている。
・著者はすでに他界されているが、高橋和之教授によって補訂されており、アップトゥデートな内容になっている(2007年3月に第4版が出た)。
・第4版は、ここ数年の判例が追加されたほか、本文にも一部手が入っている。 ・人権・統治が一冊(400ページ)に収まっており、持っていて損のない本といえる。持っているだけでは受からんが…。
・定価3150円(税込)

憲法概説(再訂版)
 裁判所職員総合研修所監修
司法協会

・どういう経緯で発行されているかは不明だが、司法協会の類書との兼ね合いからいえば、裁判所職員総合研修所での研修テキストを法曹関係者向けに販売しているということであろう。
・わずか132ページのうすさながら、基本的なことはきちんと出ているし、判例・通説ベースなので非常によい。よって、芦部は厚すぎ、という方なら、テキストはこの本がよい。
・定価1400円(税込)

憲法T,U
 野中俊彦、高橋和之他著
有斐閣

・本格的な憲法の体系書で、かなり詳細な内容となっており、通読するのはホネが折れる。行政書士試験の受験生が通読するのはどうか。ただし、分からないことを調べるために持っていてよい本ではある。
・Tは、552ページ、Uは、429ページで、合計981ページ。
・Tは、3045円(税込)、Uは、2835円

憲法判例百選T,U第5版
有斐閣

・大変有名な判例集。司法試験の受験生の間では、かつて「百選はお約束」などと言われていた(=百選に載っている判例はどれが出ても文句は言えない、の意)。
・すべての判例につき、事例、判旨、解説が出ているが、最近流行の判例集に比べると、事例、判旨が短い。それゆえ行政書士試験の受験生にとってはいいかもしれない。ただし、初心者が読むのはつらいと思う。一通り勉強してからがいい。
・TUとも、2200円(税込)

憲法判例 第4版補訂2版
 戸松秀典,初宿正典/編著
有斐閣

・比較的最近に出た判例集で、長めに判旨を引いてある。
・「憲法ケースブックの決定版」をキャッチフレーズとする。
・事実の要約と判旨からなっており、解説なんか読まないから、判例だけでいいよという向きにはぴったり。
・3045円(税込)

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行政法

平成18年度本試験で重要だったのは、条文、判例の他、法改正に関する知識だった。条文に関する問題については、過去問で出てきた条文を中心に読み込んでいくとよい。法改正も、このサイト(来春以降、ページを作る予定です)や月刊誌などを参考に押さえていくとよいだろう。問題は、判例かな。判例といってもそれがどんな問題点についての判例なのか、どういうことをいっているのかを正確におさえなくてはならないから、基本書で判例が書かれている部分を中心に読んでいくのがよい対策なのかもしれない。
判例集だけを読んでも、よほど力がないと消化できないと思うな。

行政法入門 第5版
 藤田宙靖
有斐閣

・「抽象的で難しいと言われる行政法の理論体系のあらましを,豊富な具体例を用いながらやさしい語り口で鮮やかに講義する。」という本。
・著者は、東北大学の名誉教授にして、現役の最高裁判所裁判官!
・版も重ねていることからも分かるように、よく手入れされている本です。
・300ページほどのボリュームで、最新の本だし、行政書士試験の入門書としていいと思う。
・ 1995 円(税込)

はじめて学ぶプロゼミ行政法
 石川敏行
実務教育出版

・「主に国家U種、地方上級および国税専門官の受験を希望する読者、特に法学部以外に学ぶビギナーを対象に、とかく難しいといわれている行政法のポイントを基礎から分かりやすく、多くの図表を用いながらビジュアルに、かつ話し言葉で解説しています」という本。
・そのせいか、法科大学院の学生も行政法の勉強をするにあたって結構読んでるらしい。
・行政書士試験の入門書としてもいいのではなかろうか。
・ただし、ちょい古いのが難点(2000年発行)。改正への対応がな…。その辺を割り切れるならいい本だと思う。
・1300円+税

行政法T〜V
 塩野宏
有斐閣

・一流の学者が書いた本格的な行政法の体系書。
・行政書士試験向きではないな。何か分からないことがあった時に調べるための本。
・T 2415円(税込)
 U 2415円(税込)
 V 2520円(税込)

行政法概説TU
 宇賀克也
有斐閣

・これも一流の学者が書いた行政法の体系書。
・Tのはしがきから引用すれば、「著者が東京大学法学部において行ってきた行政法第1部の講義ノートに加筆してまとめたもの」であり、「基本的には学部学生や一般市民の方が行政法を初めて学ぶために利用されることを念頭に置いて」書かれている本。「基礎的な概念を説明し、それを理解した上で、次の段階に無理なく進むことができるように配慮」されており、さらに「重要な条文については、単に条文数を引くのみならず、条文の内容も記述したのも、初学者それも独学で行政法を学ばれる方の便宜を図るためである」という至れり尽くせりの本。はしがきを読んだだけで、この本を読みたくなる。
・新司法試験では、この本が基準のような形になっているらしいが、いかんせんボリュームがなあ…。TとUをあわせて950ページある。しかし、平成18年度に行政法の問題が21問も出たことを考えると、行政法ぐらいは本格的に勉強しておいた方がいいかもしれない。そんなふうに考える人にはおすすめかな。
・T(行政法総論) 3360円(税込)
 U(行政救済法) 3570円(税込)

要点解説地方自治法
 大島稔彦・加藤敏博
公職研

・「地方公務員が執務を行うに際してその知識や素養が求められる基本的な公法について、その基本的な項目ごとに要点を示して平易に解説することを目的としている」公法要点解説シリーズの中の一冊。
・著者は、参議院法制局次長の大島氏と参議院法制局課長の加藤氏。すごい。
・基本論点→発展論点→応用論点→設問の順で記述されている(問題付き!)。
・2500円(税込)

地方自治法概説
 宇賀克也
有斐閣

・はしがきによれば、「著者が東京大学大学院法学研究科および同大学法学部において行ってきた地方自治法の講義内容をまとめたもの」であり、法学教室(有斐閣)に連載した原稿に「かなりの加筆修正を行った」本。
・法学教室に連載しただけあって、学生向けの分かりやすい本。
・ただ、255ページもあるので、時間に余裕がある人向けかな。
・2007年2月に第2版が出た。平成18年地方自治法改正や地方分権改革推進法等をはじめとする一連の新法に対応とのこと。
・2300円+税

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民法

平成18年度本試験では、事例問題が増えた。ということは、知識をインプットする際には、事例もセットにして、具体的に頭に入れることが重要だな。そのためには、事例が豊富に使われている本がよいだろう。

実例民法
 平井一雄他
自由国民社

・条文の趣旨の解説・具体的な実例が出ており「実際に適用される局面における「生きた民法」の意味が理解できる」本。
・やはり勉強は、具体的→抽象的に進むとよい。たとえば野球。ルールブックだけ読んでも野球がどういうものかよく分からんが、実際にゲームをみればすぐわかるでしょ。
・条文なんて結局は道具なんから、実際のところ、使い方が分からないと使えないからね。
・2415円、

基本民法T,U,V
 大村敦志
有斐閣

・東京大学法学部での講義ノートを原型とする教科書シリーズ。「あまり細かな議論には立ち入らずに、制度の趣旨や位置づけなど基本部分の説明に重点を置いた。本シリーズが目指すのは、全体の見通しをよくし相互の関連をつけるということである。」というテキストである。
事例も豊富でイメージしやすい。そして、その例も渋谷駅前でパンフレットをもらって…とか、神田川弁当を注文するつもりで神奈川弁当と書いたとか、で中に横浜シューマイが入っていたとか…、この手の本にはない”面白さ”。あきないで最後まで読める。
・T,U,Vとも、2800円+税、

民法T,U,V,W
 内田貴
東京大学出版会

・司法試験の受験生の中では、利用率ナンバーワンではなかろうか。
・「独習者・予習者を想定した」 (要は、1人で学べるということであろう)教科書であり、「はじめから順に読んでいくことによって、独力で、徐々に高いレベルに達することができるように配慮」されているという本。スゲェーな。
・「具体的な事例に即して条文や理論の意味を理解できるよう」、設例が活用されている。
・ということは、今後の本試験の傾向に即しているといえるが、いかんせんボリュームがな…。
・それから、民法典とは体系が異なる。
・時間がある人は、他の本でよく分からないところなどを中心に読んでいくとよかろう。
・T(総則・物権総論)3360円(税込)
 U(債権各論)3780円(税込)
 V(債権総論・担保物権)3675円(税込)
 W(親族・相続)3675円(税込)

民法概説(三訂版)
 裁判所職員総合研修所監修
司法協会

・裁判所の書記官研修所の研修教材。一冊で財産法全部を収めている。
・巻末に練習問題があったり、資料として催告書や登記簿などが掲載されており、実務的にためになる。
・さすがにお堅いという気もするが、基本書なんてこんなものだろう。裁判官が執筆しているのであろうから非常に正確だし、メリットは大きい。
・2700円(税込)

民法講義T〜X4
 我妻栄
岩波書店

・民法で我妻といえば、泣く子もだまる、超大家。水戸黄門どころの話ではない。亡くなって30年以上経つが、我妻説は多くの論点でいまだに通説の地位を占めている。実務の第一線にいる裁判官も分からないことがあると民法講義をひもとくらしい。新しい問題でも、たいていヒントが書かれているそうだ。
・ただ、民法講義を通読するのはあまりにも大変すぎる。司法試験の受験生も通読する人はまずいない。慶応大学の伊藤研祐教授は、(刑法の教授だが…)大学入学前に読破したそうだが、やめた方がいい。基本的な考え方や、分からないことがある時に参照するのがよい。
・我妻を読むなら、ダットサンか民法案内(いずれも後述)がよかろう。

民法1〜3
 我妻栄他
勁草(けいそう)書房

・「通説の到達した最高水準を簡明に解説」した本。民法全体をさっと見回したいという時に便利。しかも我妻だし…。読んでいて分からないところがあれば、民法講義をみてみればいい。最近の本に比べるといささか硬い気もするが、それも悪くない。
・B6版のサイズでこの手の本としては小さめであり、小回りがきくというところから(?)ダットサンと呼ばれるようになったらしい。 ・もともとは昭和8年(!)に書かれたものを、戦後(第1版は昭和29年発行)、故有泉亨教授が書き替えたもの(もちろん我妻先生と検討してから)。
・むろん、有泉教授の他、我妻教授の弟子の中でも超メジャーな方々によって、何度も改訂されているから、現在でも通用する。

民法案内1〜4
 我妻栄他
勁草(けいそう)書房

・我妻が続くが、民法といえば、我妻だから仕方ない。
・勁草書房のWEBサイトからの引用だが、民法案内は「我妻榮の晩年の円熟した筆になる我妻民法学の総決算ともいうべきもの」であり、「読み物風に書かれた民法案内を通じて、読者は楽しみながら民法を学ぶことができる。同時に、我妻榮がひとつの結論を出すために、どんなに苦労したかという論理的過程を覗き見ることができる。本質的かつ奥の深い議論がとてもやさしく説明されている。必ずや読者は民法の奥深さに引き込まれるであろう。我妻説の真髄を知る格好の書」です。
・読み物風というか、事例をたくさん使いつつ、「〜たまえ」などという感じで読者に話しかけているふうでもある。
・第1巻(私法の道しるべ)の付録についている「私の試験勉強」は一読の価値あり。
・現在市販されているのは、6(担保物権下)まで。それ以降は図書館などにあるはず。
・なんだかんだいって条文(の内容)を覚えなければ、問題は解けん。しかし、条文を単に覚えようとしても、右から左へ忘れてしまうのが普通だろう。しかし、どういう内容かを理解してから覚えれば、かなりの間覚えていられる。そのために民法案内はいいよ。

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会社法

 平成18年度本試験は、旧法で出題された。平成19年度から商法・会社法で出題されるわけだな。会社の設立は行政書士のメイン業務の1つといえるぐらいの仕事だから、会社法は重要だ。
 よって、会社法は、合格するだけでなく、将来のことも考えてできる限り、時間をかけて勉強した方がいいだろうな。
ちなみに商法は実際の使われ方を知っているとすごくよく頭に入る。しかし、商法を勉強するために会社を作るわけにもいかんしな…。

株式会社の基本 第3版(日経文庫ビジュアル)
 柴田和史
日本経済新聞社

・葉玉弁護士が、「会社法であそぼ。」 (現在は「新会社法であそぼ。」)というブログで、初学者向けとして紹介していた本(2006年6月22日付けの記事参照)。「見開き2頁の左が解説・右が図表という形式で統一されていて、薄いのによくまとまって」おり、「私なら、この本の図表をもとにノートを作り、それに、いろいろな解釈論を付け足していきますね。」と述べられています。
・新書サイズの200ページほどの本で、内容的にもわかりやすく、確かに初学者には最適かなと思います。
・まず、この本を読んで、自分のものにし、それで時間に余裕があれば、下記の本に進んでいくのがよいでしょう。
・1050円(税込) ※「会社法であそぼ。」、「新会社法であそぼ。」は面白いし、勉強になるブログです。是非ともご覧ください。

基礎から学べる会社法
 近藤光男・志谷匡史・石田眞得・釜田薫子
弘文堂

・いいなあ、この本は。本当に分かりやすいよ。
・最近、関西方面で会社法といえば、近藤先生かもしれない。その近藤先生が若手の学者と一緒に作った本。
・共著というのは、各自の担当部分は担当者に任されており、それ故、寄せ集め感が強いものもあるが、この本は各自の原稿を持ち寄って検討しあったというから、かなり統一感がとれていると思う。
・キャッチフレーズは、「会社法の「謎」が解ける入門書。会社法を楽しく学ぼう!」
・「最後まで読み続ける気力がうせないことを第一目標にした(これは大事だ)、読者にやさしいテキスト」を目指されたようですが、実際、そのとおりではないかと思う。予備校のテキストじゃいやだという行政書士の受験生が読むには最適だよ、これは。
・それから、会社法の本は(程度の差こそあれ)旧商法を引きずっているものも見受けられるが、この本は、ほぼ完全に新会社法に対象を絞って書いてあるように思われる。これから勉強を始める人にはいい点かも。
・2625円

楽しく使う会社法
 木俣由美
自由国民社

・最近いろんな本が出てくるなあ。
・基本的には、簡単なコンメンタール(条文ごとに解説してある本)。
・多くの条文に、条文番号とその内容に関する語呂合わせと注釈がついているから、会社法の条文を素読するなら、この本で読んでいくと頭に入るかもね。
・いずれにせよ、一昔前の学者なら絶対に書かなかった(書けなかった)本だと思う。
・とにかく面白く分かりやすく本を書こうとしておられるようで、「VIRTUAL会社法」という本も出しておられるが(読んだことはないが)そちらも分かりやすいようです。
・著者は、京都産業大学のロースクールの先生だが、日本笑い学会の理事でもある(写真でも笑ってる…)。
・2625円

リーガルマインド会社法 第10版
 弥永真生
有斐閣

・会社法で利用者が多いのがこれだと思う。
・最初に17の視点が示され、続く本文中ではその視点からの説明がなされている(総論と各論のリンクがきちんとしている!)。
・弥永先生は、司法試験のみならず、公認会計士試験にも合格されておられるわけで、会社の計算の部分は特に鋭い。
・3465円(税込)

株式会社法
 江頭憲治郎
有斐閣

・会社法業界での重鎮が書かれた体系書。936ページもある。
・行政書士試験のために通読するのは時間的に困難でしょう。ただ、事典代わりにもっていてよいと思われる。
・江頭先生は、なんせ法務省法制審議会会社法部会長ですから。新会社法も他の学者に比べて、おそらく一番遅くに出された。
・5670円(税込)

会社法入門
 前田庸
有斐閣

・こちらも重鎮が書かれた本。798ページもある。
・江頭会社法ほど厚くはないが、それでも通読するのはね。ただ、初学者を視野に入れて書かれているためか、分かりやすいです。何か調べたい時、分からないことがある時にその部分を熟読するとよいでしょう。
・前田先生は、もともと手形・小切手法で有名な方です。創造説ってやつね。
・5040円(税込)、

会社法第九版
 神田秀樹
弘文堂

・神田先生といえば、現在、この業界では名実ともに第一人者といえよう。飛ぶ鳥を落とす勢いです。
・この手の本としては非常にコンパクト(337ページ1)で、整理用にはうってつけでしょう。
・その反面、十分に理由が書いてあるとはいえないと思う。分かっている人が読めば、すっきりしていい本。
・行政書士の受験生なら、十分に勉強した後、最後の最後にまとめ用にざっとみるという使い方になるかな。
・ただし、しょっちゅう改訂しているから(ほぼ毎年。多い時は年に2回改訂している。この数年は仕方なかったともいえるが…)、内容は常に最新!
・2500円+税

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